061 読者のかたからの質問、司法試験について
A.Kさまから質問をいただきました。
「学び方がわかる本」や「基礎からわかる勉強の技術」
で誤解語をなくすのが重要なことと書かれています。
実際誤解語をクリアすると頭がすっきりします。
が、司法試験や法律の勉強法の本には
「わからない点があってもとりあえず最後まで読むこと。
法律では後のほうに読んだ知識で
最初の疑問点が解決することが多い」
ということが書いてあります。
このような場合はどうしたらよいのでしょうか?
法律では総論→各論と進みますが、
総論では各論の知識が前提となることも多いです。
そのため法律家の方はそのように仰るのかもしれません。
そうなると、わからない言葉や理解はとりあえずおいて置いて、
先に進むのか?
そうすると勉強の技術としてはまずいのでは?
と考えるようになりました。
正直膨大な範囲でひとつずつ単語クリアするのが
面倒になったための現実逃避なのかもしれないのですが。。
たくちんのご意見を伺えると嬉しいです。
以前、「勉強の技術」を知っている弁護士の方の
話をうかがったことがあります。
「特に法律は、非常に厳密かつ緻密な言葉の定義の上に成り立っており、
実務家(弁護士、裁判官、検察官)としてやっていくためには、
それを理解していないことなどあり得ない。
長年司法試験を勉強していて受からない人がいるが、
そういう人は、基本用語の意味さえも
しっかりと理解していないことが往々にしてある」
「”本当にそれを理解する”ためには、
言葉の意味を知る(誤解語の処理)だけでは不十分な場合があり、
実際のものを見聞きすることが非常に重要である。
私の知人で、法律事務所に努めていた人がいて、
ある日、司法試験の勉強を始めたが、半年足らずの
勉強で合格した。
彼は、法律事務所で勤めていた関係で、法律に関する様々なマス
(例えば、裁判官のマス、法廷のマスなど)を持っていた。」
「勉強の技術」で説いていることは、
「学ぶ」ための原理原則、道理である。
したがって、有能な人、優秀な人、本当にできる人というのは、
”L.ロン ハバードの「勉強の技術」”
そのものは知らないかもしれないが、
結果的に、それと同じ勉強法をしてきている、
ということが言える。
逆に言えば、「勉強の技術」を知って、それを使えば、
本当に有能になることができる、ということだ。
優秀な人たちというのは分からないことを
分からないままにして来なかった人たちである。」
「私は、弁護士になってから『勉強の技術』を知った。
そこに書かれていた勉強法とは、
『私が行ってきた勉強法』であった。」
とのことでした。
最初は学ばねばならないことの量、
用語の量は膨大に見えるかもしれません。
でも、ひとつひとつ単語を理解していくのを
続けていくと、どこかの時点でわかりはじめます。
どこかの時点から、スピードが急激に上がります。
弁護士になるための勉強よりは
ぜんぜん簡単なことだとは思いますが、
わたしは、ほとんど何も知らないところから
パソコンについて勉強して、
数週間の間に、中小企業やご家庭に訪問する
出張サポートの仕事をするまでになりました。
「パソコン」といっても、範囲は広いです。
機械自体のこと、各ソフトのこと、
また、起こりうる不具合とその対処法について、などなど、
たくさんのことを勉強しました。
最初は、膨大な量の専門用語に圧倒されて、
わけがわかりませんでした。
わたしがそれほど詳しいわけではない
パソコンの何かについて、明日、教えたり、
修理しなくてはいけない。
なんてことがたびたびありました。
でも、どこかの時点で、
新しいことであっても、
数個の用語を理解することで、
それが分かるようになっていきました。
1.理解していない用語を理解すること、
2.そこにある情報を実際、どう現場で役立たせるのか考える。
3.実際に見てみる、やってみる。
この3点を、徹底的にやっていくことで、
素早く学んで実際に仕事ができるようになっていきました。
あと、用語を調べるときに、
教科書の中により具体的な情報があるならば、
用語を理解するという目的で、
それを参照することはしました。
わたしは、弁護士になるために、
どんな勉強が必要かは、よく知りません。
ただ、もしわたしが弁護士になろうと思ったなら、
パソコンを勉強したときと同じように勉強すると思います。
村田 拓
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